





みんなのうた「いのちの記憶」メイキング第1回 「水の時代」
〇地面が裂け一筋の水脈が流れるシーン~つながる土の生き物たち
のっけから立体アニメーションでは鬼門の「水」もの。クモスタで色んなテストを重ねてこんな手法に行き着きました。
粘土ボールの表面を引っ掻いて線を描いていきます。中にはもうひとつ球体があり表面にビーズが張り付けられています。引っ掻いて粘土がなくなったところが後ろから当てたライトで光る仕掛けです。ビーズ球を少しずつ回しながら撮ると光の粒が流れているように見えます(写真3,4)
同じビーズ球に崩れた山をかぶせると川が流れているように見えます。このシーンではさらに川の部分に透明粘土で1コマずつ流れのアニメーションをつけていきます(写真1)
土くれの生き物たちが繋がっているシーンは、球体ではなくチューブを使います。チューブの中には僕たちが「ワサワサ」と呼ぶ緑の装飾モール?が入っていて、表面には透明ジェルで流れに見えるテクスチュアがつけてあります。これを少しずつ回しながらコマ撮るわけですが水面の映り込みは何を使っているでしょう?チチチチチチ–チン!答えは荷造り用ビニール紐「スズランテープ」です。これをちょっとずつ触ってコマ撮ると写り込んだ水面がゆらゆら揺れるのです。実はやってみてぼくらもびっくり!(写真2,5)
※次回のメイキングは第2回「土の時代」です
潮永